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その日、僕はいつにな - 二次元裏@ふたば
その日、僕はいつになく張り詰めていた
有馬を走れるという期待と有馬を走らなくてはならないという重圧
その二つがないまぜとなった混沌とした胸中を誰にも…トレーナーにさえ明かさないままに控え室にこもっている
「大丈夫、僕は…走れるんだ」
祈るように呟く、と同時に誰がドアをノックした
「はいはーい、あいてるよー」
努めて何も悩みなんてない風を装って入室を促す
てっきりトレーナーがやってきたのかと思ったが入ってきたのは別の人物だった
妙に世話焼きな先輩、今日の出走を取りやめるように何度となく忠告してきた先輩、アグネスタキオンその人が居た
「やぁ、調子はどうだいフォトン君」
「上々ですよ、トレーナーさんが全てを賭けて調整してくれましたから」
「そうか、何よりだよ…」
「…また、とめに来たんですか?」
「いや、キミの覚悟が固いのは知っているからね…最後のお願いをしに来たんだ」
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