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珍しく都子ちゃんがムムッて顔で横持ちにしたスマホとにらめっこしていた。 「都子ちゃんどうしたの？ 難しい顔して」 スマホから顔を上げた都子ちゃんは珍しく困ったような顔で。 いつも余裕というか、うふふと微笑んでこちらを見ている印象だったから、見ちゃいけない顔を見た気がしてぎょっとする。 都子ちゃんが見せてくれたスマホの画面にはチューニングのMVが映っていた。 りっちゃん、あのね。そう言いながら都子ちゃんは画面の中で占いをしている都子ちゃんを指さす。 「このMVでね、都子が占いキャラだと思われたらどうしようかなって」 …うん。ぜんぜん、深刻な内容じゃなかった。 「九字切りは占い的なことじゃ、無いんだけどな」 「あ〜え〜っと、私なんてプールで太もも丸出しだよ？ 透明なスカートも無いし」 「いえいえ、いいもの見せてもろて」 拝まれた。 と言うか、全身だとセンシティブな露出が多くて今後アニメの切り抜きでもバストアップが限界だろう私のほうがよほど深刻な気がする。一応、優等生って設定なのに… |
保存時刻:2025/09/16 01:13:28
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