「んふふ…さきちゃん - 二次元裏@ふたば
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「んふふ…さきちゃん可愛い…」 わたしは帰りにゲームセンターで救い出してきたさきちゃんのぷちっしゅを眺めながら呟く。デフォルメされたさきちゃん…小さくなって簡略化されながらも可愛さと美しさは変わることがない。いつまでも眺めてられる、そう思った時だった。 「浮気ですの?」 背後にぬっと現れたさきちゃんに囁かれて驚きに体が跳ねる。 「う、浮気じゃないよ!?」 「その割にはそちらの『さきちゃん』にお熱なようですが?」 さきちゃんがじとーっとした視線を送りながらわたしの手元にあるさきちゃんを見ている……うぅ、そういうのじゃないのに…… 「初音はわたくしよりもそちらのわたくしに夢中なようですし、せっかく買ってきたコーヒー豆はわたくしだけで楽しむことにしましょう」 「さきちゃんの意地悪……」 わたしの一番はさきちゃんだって分かってるはずなのに…悲しくて涙で視界が歪んでしまう。 「ご、ごめんなさい! 意地悪しすぎましたわね、大丈夫ですわ初音…」 わたしを抱きしめる柔らかい体…わたしはさきちゃんの胸元に顔を埋めて頷いた。 |
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