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ＵＣ0089年、連邦軍の再起をかけた大侵攻を塞いだ二人の英雄がいた。 一人はニャアン・オリベ大佐。キリシア派筆頭格オリベ中将の妻であり キシリア・ザビからも娘同然に遇されている、王道を征く公国軍人。 もう一人はマチュチュ・マチュナブル少佐。 こちらは政界の大物ブル大臣が軍人時代に拾ってきた人材とされ、 サイコミュ兵器の扱いは当代最強と言われる謎の多い人物。 「おやおやこれは大佐殿。コネ入社は出世が早くていいねえ」 「………単純な実力。夫やキシリア様は関係無い」 普段物静かなオリベ大佐はマチュナブル少佐にはいつも調子を崩されている。 「…面白い。シミュレーターで決めようよ。3回勝負でいいよね」 そうしてキシリア派の両輪と称えられる二人がシミュレーターに消えていくのがお約束。 しかし今日はお待ちをマチュナブル少佐。サイド６のユズリハ外務次官が 貴艦の操艦にサイド６船が事故りかけた…と抗議する体で会いに来てますよ。 昔大迷惑かけたんですからたまには親孝行してあげてくださいね。 「今の私はマチュナブル少佐！！それ以上でもそれ以下でもないからね！！」 |
保存時刻:2025/05/23 00:51:47
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