感染性胃腸炎集団発生、園児など計34人が症状　アストロウイルスなど検出　盛岡市内2つの教育・保育施設　岩手県

11月4日、岩手県盛岡市は市内の2つの教育・保育施設で、感染性胃腸炎の集団発生があったと発表した。
2つの施設合わせて園児など34人が嘔吐や下痢などの症状を訴えているという。

盛岡市によると、10月22日に市内の教育・保育施設（園児・職員100人以上）から複数の園児に嘔吐や下痢などの症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、10月15日から10月23日までに、園児21人と職員1人に嘔吐や下痢などの症状があったことがわかった。

糞便検査を実施した結果、症状のある5人からアストロウイルスなどが検出された。

また別の施設（園児・職員50人以上）では、10月28日に複数の園児に嘔吐や下痢などの症状があると保健所へ連絡。調査した結果、10月20日から10月29日までに、園児12人に嘔吐や下痢などの症状があったことが確認された。

2つの施設とも、重症者はおらず症状のある人は回復傾向にあるという。