デリバリーすなわち出前だよ！ふんふん！！！

「」さんもさやかちゃんも見てよ…あのそびえ立つ雪山を！
あの向こうに静香ちゃん…もといトラ静香ちゃんの故郷があるんだよ！

その故郷ではお腹を空かせたトラの妹さんが出前が届くのを今か今かと待っているんだ…！

なんかボルダリングどころじゃないような山に見えるけども〜
アトラクションである以上はおかしな事にはならないってあたしは信じてるからね！

遊園地で危険の無いアトラクションを楽しむ…そんな感じで居たんだが
まさか真冬の山越えをすることになるとは！

ﾋﾞｭｵｵｵｵ…❅❅❅（…と冬の風が吹くが見た目ほどは寒くないのである）

(そこいらには白い雪がふんわりと積もっている…のだが、触ってみると冷たさを感じない)
(よく見ると雪の下には「エボニーがいても風邪ひかないようになってるわよ！」などと小さい看板がある)

さっそく山に分け入ろう！おーーっ！（雪と茂みとを分け入り山に入っていく）

>ﾋﾞｭｵｵｵｵ…❅❅❅（…と冬の風が吹くが見た目ほどは寒くないのである）
ひょおおお〜！（ﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙ）…って？あれ、寒すぎるほど寒くないわね「」っしー
遊園地だから手加減してくれてるってこと…なのかも？
>(よく見ると雪の下には「エボニーがいても風邪ひかないようになってるわよ！」などと小さい看板がある)
やっぱり！…エボニーさんに配慮してのこの気温だったの〜！？

（鶴乃の背には風呂敷包みがある…これが今回の荷物こと出前である）
（中身は食料だ、凍らせた肉に秋の間に蓄えた果物や野菜などが入っている）

では行くか！何とかストランディング的な感じに！

（アトラクション的な吹雪の中を歩いて登る事になった）

トラの静香さんは最初、食料を盗んじゃったおわびに村のことを手伝いつつ
ケガを治してあたしたちを追いかけてくるそうだけど〜…
>（鶴乃の背には風呂敷包みがある…これが今回の荷物こと出前である）
>（中身は食料だ、凍らせた肉に秋の間に蓄えた果物や野菜などが入っている）
行商人の「」っしーが交渉してお餅と交換で譲ってもらった大事な食料…ちゃんと届けないとね？

まさか雪中行軍をこんな所で経験することになろうとは！
でも何やら道順は…案内してくれる感じの何かが突っ立っているようなので

>まさか雪中行軍をこんな所で経験することになろうとは！
>でも何やら道順は…案内してくれる感じの何かが突っ立っているようなので
『ねえ聞いた？正しい道　そっちは平たく楽だけど　そのまま進めばまっ逆さま！』

何か書いてあるよ！ふんふん！（ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ！）
>『ねえ聞いた？正しい道　そっちは平たく楽だけど　そのまま進めばまっ逆さま！』
ほっ？……なぞなぞ？カナ…？

つまりこれは…見落としたらとんでもない事になるから注意していかなきゃダメって事だよ！
道順を！

これ、どういう意味だろ〜…？（むむむ…！）
進む道を間違えちゃうと、真っ逆さまに落ちてジ・エンド
…みたいな道が存在してるってこと！？

まあ死にはしないがゲームオーバーという事だろう！
でもここまで来てゲームオーバーは悔しいかな

『←歩きやすそうな平らな道』
　　　　　　　　　　　　　　　『鬱蒼として険しい道→』

>　『鬱蒼として険しい道→』
こっちだーーーー！！！（ｻﾞｯｻﾞｯ）

>『←歩きやすそうな平らな道』
むっ！歩きやすそうで助かる！（ふらふらとそちらの道へと歩みを進めようとする「」）

鶴乃さん？！でもこれは鶴乃さんの試練みたいなものだし…
あたしたちはそれをサポートしなくちゃなんだ
行こう「」っしー！

>むっ！歩きやすそうで助かる！（ふらふらとそちらの道へと歩みを進めようとする「」）
「へい「」っしー！」
「へい「」さん！」

（（ｶﾞｼｯ！！…ｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙ））

>むっ！歩きやすそうで助かる！（ふらふらとそちらの道へと歩みを進めようとする「」）
違うよ「」さん
こっちだよ！誘惑に負けたらダメなんだ！

あっあっあっ
はい…「」…何かおっかないものとかが出そうな獣道を行きます…！

（ほとんど山肌そのままの獣道を行く一行…！）
（雪で足元が滑りそうだったり崖が近かったりと見た目に恥じぬ険しい道だ）

（木々の向こうからさっき選ばなかった道の行く末が見えてくる）
（橋のようになっている道が木々の向こうに見える…しかしよく見ると雪が積もって崖と崖を繋いでいるだけだ）
（あちらを進んでいたら今頃谷底に真っ逆さまであっただろう…コワイ！）

『アラ聞いた？どこかで聞いた？この山は旅人を惑わす魅惑の山』
『好きなもの楽なもの欲しいもの〜　手にするのは簡単だけど　勧めも戻れもできやしない！　オタッシャデ〜』

>（雪で足元が滑りそうだったり崖が近かったりと見た目に恥じぬ険しい道だ）
ちゃ〜！人の通れそうな道がもうほとんど無いよ〜！？（崖に背を当てギリギリを進む）

確かにこれは…つらい！いつかやったボルダリングよりずっとつらい…！
>（雪で足元が滑りそうだったり崖が近かったりと見た目に恥じぬ険しい道だ）
（ﾂﾙｯ）…！！！　うわわわわわ！？

<ｻﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ…(道の先からは水音と湯気が立つのがかすかに見える)

>（ﾂﾙｯ）…！！！　うわわわわわ！？
「」っしー！！あぶなーーーい！（ｶﾞｼｯ！ぐいーっ！）
もーー！！！びっくりさせないでよほんと！？

堂々と「温泉」と書かれた立て看板が！
片や「恐怖のつり橋」と書かれた看板もある…

ううっ！すまん…助かった！ありがとうなさやか！
ただ、まだまだ先は長そうだしここらへんでひとつ休憩と行きたいところだが……

よーし頑張ろう「」っしー！！…っ！？
>堂々と「温泉」と書かれた立て看板が！
>片や「恐怖のつり橋」と書かれた看板もある…
これって…！

>『アラ聞いた？どこかで聞いた？この山は旅人を惑わす魅惑の山』
>『好きなもの楽なもの欲しいもの〜　手にするのは簡単だけど　勧めも戻れもできやしない！　オタッシャデ〜』
魅惑の山かぁ〜……好きな物とか楽なものとかを選んじゃうとヤバいってこと…？

はふぅ〜…(ｻﾞﾊﾞ…と湯けむりの向こうに見える豊満なシルエット)
おや、旅の方ですか？よろしければご一緒に…背中を流してくださいな…♪

（揺れるつり橋の向こうにはさらなる道が続いている）

>魅惑の山かぁ〜……好きな物とか楽なものとかを選んじゃうとヤバいってこと…？
楽なもの…というよりも目的を見失っちゃうとまずいかな？かな！！

><ｻﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ…(道の先からは水音と湯気が立つのがかすかに見える)
お湯の匂いがするよ！（ｸﾝｸﾝｸﾝ）…硫黄とかみたいなのとは違って入浴剤みたいな匂いだけども
温泉なんてあるんだこの山！へぇ〜！（ﾜｸﾜｸし始めるさやか）

>はふぅ〜…(ｻﾞﾊﾞ…と湯けむりの向こうに見える豊満なシルエット)
>おや、旅の方ですか？よろしければご一緒に…背中を流してくださいな…♪
むっ！影の段階でもう感謝すべきデカパイなのがわかる…！

（温泉から手を振っているすなお）

>温泉なんてあるんだこの山！へぇ〜！（ﾜｸﾜｸし始めるさやか）
さやかに鶴乃ちゃんや、休憩するにはちょうど良い頃合いじゃないだろうか！
そうだとも、ひとっ風呂浴びてからでも…（ふらふらふら）

ﾋﾞｭｳｳｳ…
ｷﾞｼｯｷﾞｼｯ…ﾐｼﾐｼﾐｼ…（つり橋から聞こえる音）

fu5250896.jpg[見る]
（※イメージです…しかしおお見よ！ブッダエンジェル！）

>ﾋﾞｭｳｳｳ…
>ｷﾞｼｯｷﾞｼｯ…ﾐｼﾐｼﾐｼ…（つり橋から聞こえる音）
ご、ごくり…！（息を呑む鶴乃）

……ええいっ！ビビるなわたしっ！（己の顔を叩いて気合を入れる鶴乃！）
「」さんにさやかちゃん！先を急ごう！忘れちゃダメだよ…この配達の目的を！！

>そうだとも、ひとっ風呂浴びてからでも…（ふらふらふら）
「」さん、おっぱい目当てじゃないカナっ！？(ｸﾞｲｰｯ)
ほら自己暗示だよ、あそこにいるのは水属性でもやちよ！おっぱいないないのやちよだよーっ！(ｸﾞﾙｸﾞﾙｸﾞﾙ)

目的って、鶴乃さん…でもあんなに危なそうな吊り橋だし急いで渡らなくたって
…そうだよ！もっと良い道があるかもしれない……！

>目的って、鶴乃さん…でもあんなに危なそうな吊り橋だし急いで渡らなくたって
>…そうだよ！もっと良い道があるかもしれない……！
さやかちゃん！！（喝！！！）
今のわたしたちはね…お腹を空かせてるトラの妹さんにご飯を持っていかなくちゃなんだよ！

…ううん…あのつり橋はもうすぐで落ちそうな気がするんだ！
そうなっちゃったら…もう先に進めなくなっちゃう！

>ほら自己暗示だよ、あそこにいるのは水属性でもやちよ！おっぱいないないのやちよだよーっ！(ｸﾞﾙｸﾞﾙｸﾞﾙ)
ｳﾜｰｯ！ﾔﾒﾛｰ！ﾔﾒﾛｰｰｯ！！
…あっあっほんとにやちよさんに見えてきた…これってアトラクションの幻覚だから
意識のしかたひとつでそう見えてしまうのか…！？

ﾌﾞﾝｯ!（槍が飛んできて「」の頬をかすめる）

>今のわたしたちはね…お腹を空かせてるトラの妹さんにご飯を持っていかなくちゃなんだよ！
はっ！？…そ、そうだった！大体そんな寒くもないんだから
急いで体を温める必要なんて無かったんだった…！（くっ…！）

>…ううん…あのつり橋はもうすぐで落ちそうな気がするんだ！
>そうなっちゃったら…もう先に進めなくなっちゃう！
ただでさえボロボロな橋だから、雪が積もった重さに耐えられないんだ…！
いそごう「」っしー！

>ﾌﾞﾝｯ!（槍が飛んできて「」の頬をかすめる）
ｱｲｴｯ！？

>…ううん…あのつり橋はもうすぐで落ちそうな気がするんだ！
>そうなっちゃったら…もう先に進めなくなっちゃう！
ええっ！？まさかそこまで…
でもこれはそのまさかが起こるゲームなのよね
…わかった！誘惑にかられず進もう！

＜ないないで悪かったわね…ないないで…
＜あと…鶴乃、ペナルティよ…氷の女王の力で吹雪にして妨害してあげるわね…！

急ぐよ！それ…ダーーーッシュ！！！

（「」達が渡り始めるとばらばらと崩れ始める！）

（先ほどまですなおが立っていた温泉に今、いるのは…ALAS!やちよさんだ！）
（そのバストは平坦だがモデルとしてのボディラインは大変美しい）
（そしてお尻が大きいのも見逃せないのである）

<「」さんも…このアトラクションが終わったらしばらく小さくなってもらうわね…

>＜ないないで悪かったわね…ないないで…
>＜あと…鶴乃、ペナルティよ…氷の女王の力で吹雪にして妨害してあげるわね…！
ちゃ〜〜！！！ごめんねししょー！！（だばだばだばと脱兎で逃亡！）

体温を奪われると幻覚が見えるというその再現？
思った以上にえぐいアトラクションだなこれー！！

（への字口）

>（「」達が渡り始めるとばらばらと崩れ始める！）
うわぁぁああ！？崩れてきてるわよ鶴乃さん！！
だっしゅ！だっしゅーーー！！！

どどどどどどどど…！！（と走り抜けた側からガラガラと崩れて落ちる限界吊り橋）

…渡りきったよ！危なかったね！
でも今のところは出前も無事だし良い調子じゃないカナ！
ふんふん！

（なおも一行は山道を進む…道をふさぐように山小屋がある）

温泉……正直に言っちゃうとちょっと入りたかったけども！
そこで道草食ってると進めなくなってたのかも…

>（なおも一行は山道を進む…道をふさぐように山小屋がある）
これは…寄って行っていい奴かな？
というか小屋の向こうに道が続いてる感じだし〜

誘惑を乗り越えてきた私たちなら大丈夫！
ちょっと中を通してもらうだけだから！！！

<うふふ♪逃げちゃダメですよネコちゃん♪

そうだな…ちょっと通してもらうだけだ
（でもねむちゃんの事だから思った以上のものが出てくる可能性もあるな…）

>これは…寄って行っていい奴かな？
>というか小屋の向こうに道が続いてる感じだし〜
ううむ、もしかすると強制的に休憩を取らせてくれる優しさ…なのかもしれん
中を通るついでにちょっと腰を下ろせたら助かるんだが！

ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ！…すみませーんっ！中華飯店万々歳でーすっ！
山の向こうまで出前がありましてちょっと小屋の中を通してもらっても良いでしょうかーっ！

>ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ！…すみませーんっ！中華飯店万々歳でーすっ！
>山の向こうまで出前がありましてちょっと小屋の中を通してもらっても良いでしょうかーっ！
おかえりなさい鶴乃（「」とさやかには知らない女性が出迎える）

……ッ！？（その女性の顔を見た瞬間ｷﾞｼｯ！！…と金縛りめいて固まる鶴乃）

>おかえりなさい鶴乃（「」とさやかには知らない女性が出迎える）
後ろにはお婆さんに姉…そして万々歳の大将もいる…

鶴乃さん？どうしたのさ…あれ？
なんで万々歳の大将さんもいるのだ？

お……お…お
……お母さ、ん…？！

おお、鶴乃！出前ご苦労さん！
外は寒かっただろう？次の出前に行く前にちょっとあったかいもんでも食べていくと良い

>鶴乃さん？どうしたのさ…あれ？
>なんで万々歳の大将さんもいるのだ？
いやいやいや！これは鶴乃ちゃんのアトラクションだぞ？
そんなわけは…鶴乃ちゃん？

ってことはもしかしてこれが鶴乃さんの言ってた…！

お婆ちゃん……（ｽﾞｻﾞｯ）
…に、お姉ちゃんに…お父さんまで…！
み、みんなどうしてここに居るのカナ！？ここって山小屋じゃないのーー！？

（山小屋の外に出て確認する鶴乃…そこには！）

『中華飯店万々歳・山奥本店』（とショドーされた看板と暖簾がかかっている）

ほら座りなよ鶴乃
また新しいメニューを考えてたんでしょ？お爺ちゃんにも見せてあげなきゃ

お爺ちゃん…？

鶴乃、何言ってるのよ…あなたが宝くじで当ててくれたお金で私たち
この山を買って、心機一転してお店を始めたんじゃない！
ふもとの村と村を行き来する人たちがたくさん来てくれてもう大忙しなのよ！

深層心理をつくものとしてもこれはいけない！ラインを越えている！
さやか！鶴乃ちゃんを引き戻さなきゃだぞこれは！

大忙し…？！万々歳が…！で、でも味は50点のままじゃそんなこと
そんなこと…！
>また新しいメニューを考えてたんでしょ？お爺ちゃんにも見せてあげなきゃ
……ぁ…

鶴乃さん！しっかりして！
あたし達まだ配達の途中なんだよ？！

そっか…お爺ちゃんが居るなら、万々歳は100点の味のまま
だからこんな山奥でも大繁盛なんてことに…！

（当然だがフェリシアはいない）

>鶴乃さん！しっかりして！
>あたし達まだ配達の途中なんだよ？！
で…でも！さやかちゃん！「」さん！
ここにはお爺ちゃんが居て！八億円をもって出て行ったお母さんもお婆ちゃんも居て…！

>そっか…お爺ちゃんが居るなら、万々歳は100点の味のまま
>だからこんな山奥でも大繁盛なんてことに…！
いや、違う
大将から聞いたが…そういうお店ではなかった筈だ
君もわかっているんじゃないかな？

>で…でも！さやかちゃん！「」さん！
>ここにはお爺ちゃんが居て！八億円をもって出て行ったお母さんもお婆ちゃんも居て…！
じゃあ・・・フェリシアは？

こら鶴乃！お母さんとお婆ちゃんが八億円を持って出てったなんて
そんな失礼なこと言うんじゃありません！（通称・亀乃こと鶴乃の姉が窘める）
二人がそんなことするなんてありえないことなんだから！

>いや、違う
>大将から聞いたが…そういうお店ではなかった筈だ
>君もわかっているんじゃないかな？
「」さん…なんで…なんでそんなこと言うの！？
そんなこと…そんなこと…！

フェリ…シア？
フェリシアならそこに…居ない…！

……そんなこと！わたしだってわかってるよ…っ！
それに…（ぐしっ…）
>じゃあ・・・フェリシアは？
……ここには、居ない…今の万々歳にはフェリシアがいるはずなのに…！

『生のあるがままを受け入れる事もまた必要なのです…鶴乃さん…万物流転…栄枯盛衰…生者…必滅！』（ななかのヴィジョンがよぎる…！）

『おーい鶴乃！この肉まん食ってもいーよなっ…！』
（カウンター席にフェリシアの幻が浮かぶも…ｽｩｰｯと消えていく…）

そう…これは"私の今"じゃない…！
私は"私の今"を見なきゃいけないんだ！

……ごめん、お父さん…それにお爺ちゃん、お姉ちゃんにお母さんにお婆ちゃん！
わたし、行かなくちゃ…！（背負った食料を示す鶴乃）

今の、これからの万々歳の看板を背負わなきゃいけないから！

この出前を待っててくれる人が居るんだ…だから！！

『ニヒッ…そうだ思い出せ最強！』
『お前の背負う看板の前にいる奴らをガッカリさせんなっつーの…！』

老人の姿がおぼろげに見え始めたが輪郭が整う前に消えてゆく…！

ﾋﾞｭｳｵｵｵｵ…！（吹雪と共に掻き消えてゆく山小屋…そして目の前に続く一本の道！）

>……ごめん、お父さん…それにお爺ちゃん、お姉ちゃんにお母さんにお婆ちゃん！
>わたし、行かなくちゃ…！（背負った食料を示す鶴乃）
『…そうか』（厨房に立ち、背を向けたままの老人が小さく頷く）
『行ってきなさい、鶴乃…気をつけてな』

出前一つできないようじゃカンバン降ろさなきゃいけなくなっちゃう…そうでしょ？（「」とさやかに振り向く鶴乃！）

>ﾋﾞｭｳｵｵｵｵ…！（吹雪と共に掻き消えてゆく山小屋…そして目の前に続く一本の道！）
うわ……！！？（腕で吹雪から顔を覆う「」…そして）

アイエッ！？小屋がない！？…狐に化かされたような気分だ…！

>この出前を待っててくれる人が居るんだ…だから！！
『･･･そうだ、それでいい･･･お前はお前の信じる道を行くんだ、ツルノ･･･！』

>出前一つできないようじゃカンバン降ろさなきゃいけなくなっちゃう…そうでしょ？（「」とさやかに振り向く鶴乃！）
鶴乃さん・・・！
行こう！あと少しだよきっと！

ｶﾞｻｶﾞｻｶﾞｻ…ﾊﾞｻｰｯ！(隣の崖からトラ静香が駆け上がってくる)
ふぅ、ふぅ…出前の人！無事かしら！

（まっすぐ伸びた道を進む一行…少しずつ当たりの景色から雪が消え始める…）

＜あらあら、私の術に打ち勝つなんて…すごいです♪（狸コスのサーシャが立っている）
＜試練としてちょっと意地悪だったかもしれませんが…どうぞ、この先へ進んで下さい
＜トラさんの村までもう少しです♪がんばって…！

そろそろゴールのようだな…いや
鶴乃ちゃんはもうゴールしているのかもしれんが！

>＜あらあら、私の術に打ち勝つなんて…すごいです♪（狸コスのサーシャが立っている）
>＜試練としてちょっと意地悪だったかもしれませんが…どうぞ、この先へ進んで下さい
>＜トラさんの村までもう少しです♪がんばって…！
タヌキさんの仕業だったんだね…にしてもちょっと意外な人選なような〜！

（春の草花が生い茂る道を歩む鶴乃…そして村らしき門の前に仁王立ちしている…虎！）

>ｶﾞｻｶﾞｻｶﾞｻ…ﾊﾞｻｰｯ！(隣の崖からトラ静香が駆け上がってくる)
>ふぅ、ふぅ…出前の人！無事かしら！
ちょっとだけ…ね、心に来ちゃったかも…あはは（にっ…♪）
でも、最後はお爺ちゃんからも応援してもらったし…うん！大丈夫だよ！

ふう〜…お届けに参りました！

みんな！待っていたわ！（むんっ🐯）
あなたたちの旅路をずっと見てたわよ…本当によく頑張ったわね！（ｶﾞｵｰｯ🐯）

ちょっと意地悪な事になってしまったわね…
でも…これが私からの答えよ
どんなにつらくても誘惑があっても道を見失わない事！
貴女はそれを成し遂げたわ！

がおーっ！とにくきうグローブを構えてほえるトラ！
カワイイヤッター！

私もかつて誘惑に負けて悪しき道に堕ちた事があるの
一歩踏み越えるのはとても楽な事よ…でも踏みとどまる事のなんと難しい事か！

あと、ここへ来るまでのすなおに七海さん、それに鶴乃さんのご家族
そしてサーシャさんたちは幻だから安心して！

>あと、ここへ来るまでのすなおに七海さん、それに鶴乃さんのご家族
>そしてサーシャさんたちは幻だから安心して！
わたしの頭の中から直接イメージされてるからか、ものすごくリアルだったよ…！
あと…例えまぼろしだったとしても（目を閉じ確かめる鶴乃）
最後のお爺ちゃんからの言葉は…うん、わたしの中では本物ってことにしとく！

やあ、ゴールおめでとう
むふっ
僕は解除しようと思ったんだけどね…彼女に止められたんだ
きっとやり遂げられるって言われてね

>私もかつて誘惑に負けて悪しき道に堕ちた事があるの
>一歩踏み越えるのはとても楽な事よ…でも踏みとどまる事のなんと難しい事か！
静香さん……！
…って！確か静香さんのアトラクションが最後だったわよね？
と…いうことは〜！！

ただおじさん…七海やちよ本人には黙っておいてあがようかな？(むふっ)

（ﾊﾟｶｯ…とどこからともなく現われたくす玉が割れる）
（『おめでとう！』…とショドーされた紙がひらひらと落ちてくる）

オールクリアですね？
如何でしたか？何かをつかむ事が出来た…なんて口に出すのは無粋でしたか👓

>（ﾊﾟｶｯ…とどこからともなく現われたくす玉が割れる）
>（『おめでとう！』…とショドーされた紙がひらひらと落ちてくる）
み、ミザリーウォーターのウワサの時に見たやつだ…！（おののく鶴乃）
でもそっか…わたしたちやり遂げたんだね！

お見事ですっ！！！
これならば万々歳を継ぐ二代目になれるというものですっ！
この不肖竜城明日香めも負けてはおられませんっ！！

二代目の心意気を見せていただいたでございます…！

>如何でしたか？何かをつかむ事が出来た…なんて口に出すのは無粋でしたか👓
うん…常盤さん
和の心って、すごく奥が深いんだね……わたしもまだまだ極められたとは思ってないけれど
でも今回学んだことのどれも、わたしにとっても和の心にとっても大事なものなんだ…

ウチも応援してるよ由比鶴乃
それに…ウチも気づくこともあったかな？

（ちっちゃいトラ耳の少女が村の方から駆けてくる）
（鶴乃から出前の食料を受け取ると、奥ゆかしくペコリと頭を下げて…）

>（ちっちゃいトラ耳の少女が村の方から駆けてくる）
>（鶴乃から出前の食料を受け取ると、奥ゆかしくペコリと頭を下げて…）
『出前のお姉ちゃん！ありがとう！』
『大事に食べるね！……いただきますっ！』

うん・・・今ならひやちゅーをまた作れそうな気がするよ！
今度こそ・・・！私のひやちゅーを！

（パタパタと村へと戻るミニマムトラ少女…あの子がトラさんの妹なのだろう）

「」さんは食べてくれるよね！！！
ね！！！！！

もちろんだ！いただこう！