エアコンが…せk…
この世で仏陀尊並の慎ましくそして清貧な暮らしを送る私にとってこの天撃はまさしく青天の霹靂。蛙の面にションベンであった。我が沸騰した地獄の如き四畳半をなんとか人間世界に押しとどめている人理の利器。エアコンが断末魔の嘆息と共に夭折と相成った。それもこれも小津のせいである。奴が卑しくも私の部屋に忍び込んでは「ようこんな熱気の中で暮らしていられますな。安珍尊のごとく蒸し焼きになって無縁仏にでも昇格するおつもりですか」と文字通り焚きつけるのである。何をこの野郎。私はあの妖怪の如き甘言により、長年の学生達によって酷使されたエアコンを汗血馬のごとくに延々ぶん回し続け、とうとうそのとばっちりが来たというわけだ。小津が悪い。この責任は奴にも責任の一端があるにもかかわらず、小津はエアコンが壊れたと聞いた以降、私の前から姿を消し1ヶ月が経とうとしている。責任者はどこか。断じて私のせいではない。今一度書く。責任者はどこか。
デッドエンドとは珍しい
あっリモコンにコーラが!