怖い事を言わないでくれ！
しかし最近頼んだ覚えはないぞ？

（謎の小包ではあるがいつも使っている通販のところのマークである）

ううむ伝票の宛先と送り主は…(ﾁﾗｯ)
それにあわよくば中身がなにか書いていないものか…？

でもこれいつものとこのやつじゃない？
だからおかしなところからじゃないと思うけども…

なになに？『ゲーム』…だと…？

ゲームならやっぱり「」っしーじゃないのさ…忘れてたんじゃないの？

(一枚の変哲もないROMディスクが包装されている…が、表面は真っ白だ)

ますます怪しいものじゃないかなこれは！
というか入れたらだめな奴だよ！！何よりこれガワが密林な感じなだけだ！

>(一枚の変哲もないROMディスクが包装されている…が、表面は真っ白だ)
いやー…この手の海賊版みたいのに俺は引っかからないたちでな？

ﾊﾟｻ…(プチプチの隙間から落ちる紙)

もしかして「」っしーに贈られてきた…何かの暗号？！
壮大な陰謀が始まる気がするのだ！

>ﾊﾟｻ…(プチプチの隙間から落ちる紙)
んん？なんだこれは…

どーすんのよ「」っしー、それ…きっとなんかおかしなウィルスとか入っててさ
パソコンに突っ込んだ瞬間にこう…えらいことになったりするんじゃないわよねー！？

『パーティを揃えてから起動してください』
☑︎魔剣使い
☑︎人魚の剣士
(…の下には延々とチェックボックスが続いている)

ううん！？なんだなんだ？！！どうしたものかな…？

…パーティ？（首をかしげる「」）
RPGの勇者一行じゃあるまいし…でも、上二つのジョブはすでにチェック済みとな？

だがしかし…ウチのちょっとどころかオーバーテクノロジー的なヤバいマシンはこんなのの攻撃ではびくともしないであろう事は確かだ…
起動すべきか起動せざるべきか…！

魔剣使い？…それに人魚の剣士……ですって？
ねぇ「」っしー…これ、どっかで見たことあるようなー？（むむむ）

だよなぁ？って事は作り手は関係者という事だ！
よりによってびっくりを仕込んで来たのか？

>起動すべきか起動せざるべきか…！
ちょっとー？なんでパソコンの方をチラチラ見てるのよ「」っしー（ｼﾞﾄｰ…）
もしかしてこっそり起動しちゃおうとか…考えてないわよね？

>もしかしてこっそり起動しちゃおうとか…考えてないわよね？
…………

だ…ダメよ「」っしー！ウカツだよ！

おじさ〜ん…？(ｽﾙｯ)
なんか面白そうなモノ持ってるね〜…エヘッ

な…あんたは…！

えー？それってゲームだったりする？（棒読み）

魔剣使いと人魚の剣士が出てくる…って時点で仕掛け人は魔法少女界隈の誰かが濃厚だ
俺が書いたあの小説に出てくるのが元ネタだとしても、あれを知るのは魔法少女の誰かくらいだから…！

>えー？それってゲームだったりする？（棒読み）
…
「」っしーそれやばいから砕いちゃおう！
いつ実行する？あたしが実行する！

>魔剣使いと人魚の剣士が出てくる…って時点で仕掛け人は魔法少女界隈の誰かが濃厚だ
>俺が書いたあの小説に出てくるのが元ネタだとしても、あれを知るのは魔法少女の誰かくらいだから…！
わかんないわよ「」っしー…かりんちゃんとかカミケで設定集とか売ってたじゃないのさ
あたしたち以外の人が手に取ってる可能性だってゼロじゃ無いわよ

壊しちゃうなんてもったいないよ〜！さやかちゃん！
それってただのROMみたいだしさ〜…中のファイルをコピーしなければセ〜フじゃないかな〜？
（成人男性の手からひょいっとROMディスクを奪い取る青いヘビ）

ねーねーそれなに？
見〜せ〜て〜〜♪（ひょこひょこひょこひょこ）

ｽｩｰ…(紙のチェックボックスに新たな項目が浮かび上がる)
☑︎鬼の闘士

（このタイミングといい今の態度といい…これはアオの仕込みなのだ！）

さささ！大丈夫大丈夫〜ちょーっと見てみようよ〜

>（成人男性の手からひょいっとROMディスクを奪い取る青いヘビ）
アッコラーッ！返しなさい！！1（百烈張り手めいて手を伸ばす「」！ｼｭﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ！）

>アッコラーッ！返しなさい！！1（百烈張り手めいて手を伸ばす「」！ｼｭﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ！）
テヘッ♪当たらない！当たんないよ〜おじさ〜ん！（ﾋｮｲﾋｮｲﾋｮｲﾋｮｲｯと回避！ワザマエ！）

こらっアオ！あんたまさか〜…！

もにゅ！

ん……もにゅ？

え〜？わたし何のことかさっぱりわかんないな〜（すひー…すひー…♪）

（わしづかみ♡）

ぐいーん（今となっては古めかしいものとなった光学ディスクを迎え入れる！）

あっ……お…おじさ〜ん…！？
今のは高く付くよ〜？

「」っしー！いつものことながらなんてことしてんのよー！！（ｸﾜｯ！）

ｳｲｰﾝ…ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ…
…ﾋﾟｶｯ！(モニタから放たれる強烈な光)

違うんださやか！
聞いてくだち！！！

アオもそのディスク今すぐあたしに貸しな！真っ二つに割ってやるんだから！（掴みかかる！）
>ぐいーん（今となっては古めかしいものとなった光学ディスクを迎え入れる！）
あーっ！！アオ！？あんたなに勝手にパソコンに入れてんのよーー？！

【NEGISOFUTO】ﾄﾞｩｰﾝ

「プレイヤー情報呼び出し中…」
「端末スペックに合わせ、試験機能:超VRプレイをアンロックします…」(時雨ちゃんじみた合成音声のアナウンスが聞こえる)

なんとしても説明せねばなるまい……
笠音アオのバストは豊満であった

起動しちゃった！？
てかこのロゴ…やっぱりひめなのとこの奴じゃ無いのよー！

「【人魚の剣士】OK･･･【鬼の闘士】OK･･･」

>違うんださやか！
>聞いてくだち！！！
それでそれで〜…おじさん、ど〜だった？（ｽｽｽ）
わたしのを「むぎゅっ！」とやっちゃった感想は〜…？

起動できましたー！
だってそのまま渡したらおじさん絶対に怪しんでやらないでしょ？
天邪鬼だから〜

めっちゃやーらかかった…デカパイ感謝…
……いやいやなに言わせんの！？アオちゃん！！！

まあそれはそうなんだがあまりにも白ROMみたいなの送り付けた方が警戒されるからね？！

そんであたし達にびっくりドッキリまで仕掛けて何を企んでるのさ？

エヘッ…実はこれ、藍家さんから渡された試作ゲームなんだ
灯花ちゃんが来て付け加えたすごいプログラムとかがあって、じゃあおじさんちで使うがヨシ！ってなったんだけど〜
…実は発送する時に安積さんがうっかり匿名にしちゃって…許してあげて、ね？(ﾁﾗｯ♡)

テストプレイを頼みたいんだって
それでなんか面白そうだから…ほら、ゲームって言えば私だよね〜

『【エルフの発明家】…エラー…【狐娘の踊り子】…エラー』
『当該キャラクター関連のイベント発生が一時スキップされます』
『ゲームを開始しますか？　＜はい＞　＼　＜いいえ＞』

予算とか要求スペックとか度外視したホントに機能を試す為だけのようなすっごいやつだよ〜？
ねね…やってみたくない？(ずいっ)

まったく回りくどいやり方でテストを押し付けてきたわね〜…
ってあんたとネオマギがまだ繋がりあるなんて思わなかったわよ〜

度外視？！機能？
あんまりあれだと売り物にならない奴だぞそれは！
まったく…

そういうことだったのか…道理で一緒に入ってた紙に見たことあるワードが書いてあると思ったよ！
しかしよりによって俺の小説を元ネタにゲーム化するとは…！

>『【エルフの発明家】…エラー…【狐娘の踊り子】…エラー』
なんか知らんがそれっぽい子を今すぐ呼んで来いと申すか！？

>度外視？！機能？
>あんまりあれだと売り物にならない奴だぞそれは！
>まったく…
「」っしー、さっきのアオの話だと機能を追加したのは灯花らしいわよ？
…あの子らしいっちゃらしいわよね、そういうの！

>>『【エルフの発明家】…エラー…【狐娘の踊り子】…エラー』
>なんか知らんがそれっぽい子を今すぐ呼んで来いと申すか！？
ぶっちゃけあたし的にも心当たりしか無いんだけどさぁ･･･やっぱこのゲーム今からでもいいから叩き割らない？

>しかしよりによって俺の小説を元ネタにゲーム化するとは…！
あー…灯花ちゃんが入れた機能のデバッグにほとんど時間取られたから、シナリオ練る時間がなかったんだってさ？
それでこのテスト用のゲーム専用にプロットを一部だけ拝借させてほしいって時雨ちゃんが吐くくらい泣きながら…

いや…おそらくこれは元からこういうチェックは入っていると見た！
ってこうやらせたのはアオちゃん君だよね？んん？

>なんか知らんがそれっぽい子を今すぐ呼んで来いと申すか！？
ロールをこなせるプレイヤーが居ないとね〜…そのキャラが登場しなくなっちゃうんだ〜
別にいなくても攻略は出来るっぽいけど、と〜ぜん難易度はハードモードになっちゃうよ〜

（チェックボックス紙を突きつけつつアオにずいっ！と迫る成人男性！）

というか一体どこからデータ収集をしているんだね？！

>いや…おそらくこれは元からこういうチェックは入っていると見た！
>ってこうやらせたのはアオちゃん君だよね？んん？
あ、ばれたか〜👅

よくはわからんが一度触ってみればいいのだろう？
別にクリアするのが目的じゃないなら

で・も…どうせならハードなゲームをやる方が楽しいよね？というわけで…
>『ゲームを開始しますか？　＜はい＞　＼　＜いいえ＞』
答えは当然…(ﾜｷﾜｷ)

本当の目的はテストプレイだからね〜
もちろん普通のスペックのPC持ってる人がお客さんみたいだけども

（ﾋﾟｯ）→＜はい＞　／　＜いいえ＞

ゲーム〜…すたーーーとっ♪（ぽちっ！）

調子いいんだからも〜
ってこの設定はあたしとあんたのモデルみたいのがいるって事なの？！

（よくある感じのRPG的なマップが広がる）

>（ﾋﾟｯ）→＜はい＞　／　＜いいえ＞
ﾋﾟｺｰﾝ！(宇宙スペックPCがとんでもない稼働音を上げる)
ｼﾞｼﾞｼﾞｼﾞ…ﾌﾞﾜｯ！(モニタから噴き出すデータの奔流！)

それだけじゃないよさやかちゃん、チェックボックスの下の欄にさ
キャラの種族とロールが他にもまだまだ書かれてたでしょ〜？

>ってこの設定はあたしとあんたのモデルみたいのがいるって事なの？！
そそ、小説を読んだ上で作ったらわたし達に似ちゃったんだって…不思議だね？
なんでもVRモードでやるのは近い体型の方がいいらしくて…あ、でもおじさんはどうなるんだろこの場合は

>それだけじゃないよさやかちゃん、チェックボックスの下の欄にさ
>キャラの種族とロールが他にもまだまだ書かれてたでしょ〜？
やろうと思えばキャラを増やせる…ってことか？
ｳｳｯそれを可能にした時雨ちゃんの苦労が偲ばれる！今度会ったらエナドリでも差し入れするかな…

いやいや普通のでいいから！

（ゲームかしめやかに起動し…一同の目の前に広がるのは剣と魔法とならずもの）
（そして強力なモンスターが跋扈する異世界めいた光景！）

ふーむ…見てくれはちょっと頑張った感のあるインディーズだな？

このゲーム、まだβ版だからまだちょ〜っとだけ“余計なバグ”がついてるかもけどそこは気にしない！
そ〜いうのをあぶり出すのもゲームテスターのやくめだからね〜

おお〜！すごいすご〜い！(ゲーム空間に立つアオ)
元のやつ読んでて思ったけど、ちょっとわたしには派手じゃないかな〜って…でもこれはこれで！(タイトなビキニアーマーと三本ツノのオニ姿だ)

>ふーむ…見てくれはちょっと頑張った感のあるインディーズだな？
でもリアルよこれ、「」っしー…風も感じるし匂いもするし
足元の草の手触りだって本物みたい（ｶﾗﾝ…と胸元から音がする）
…ん？今のなんの音だろ…？（自分の姿を見おろすさやか）

ってこれはあたし？下半身サカナなんだけど！！

（青い貝殻ビキニアーマーをEしたさやかちゃん；人魚の剣士のすがた）
（足が…おさかな！）

あうっ！？（ｽﾞﾃﾞｰﾝ！と倒れるさや人魚）
ちょっと〜！これじゃ移動できないんですけど！？（ぴちぴちぴち）

>でもリアルよこれ、「」っしー…風も感じるし匂いもするし
>足元の草の手触りだって本物みたい（ｶﾗﾝ…と胸元から音がする）
>…ん？今のなんの音だろ…？（自分の姿を見おろすさやか）
というかウワサみたいな魔法仕込んだなこれ？
そういう時点で全く評価に値しないそこんなもの！

>元のやつ読んでて思ったけど、ちょっとわたしには派手じゃないかな〜って…でもこれはこれで！(タイトなビキニアーマーと三本ツノのオニ姿だ)
むっ！
>（青い貝殻ビキニアーマーをEしたさやかちゃん；人魚の剣士のすがた）
むっ！！
>（足が…おさかな！）
…さやかーーー！？（がびーん）

おじさんキビシー…
でも他で再現できないようなものならまったく無意味なのは同意だよ〜？

あ、それはね〜…ステータス画面を開いてみてよ、さやかちゃん！
『アイテム』のところにある『海の魔法薬・改善』を使うと変身して足になるよ〜

>というかウワサみたいな魔法仕込んだなこれ？
>そういう時点で全く評価に値しないそこんなもの！
<むーっ！失礼だにゃー！
<これはあくまでこのPCのすっごいスペックを利用した超リアルなVRだもーん…じゃなくて！
ｵﾎﾝ…ようこそ冒険者たち！わたくしは星の大賢者だよー？(天から降りてくる超・長身美女のNPC？だ)

>あ、それはね〜…ステータス画面を開いてみてよ、さやかちゃん！
ステータス？えっと…開けっ！（念じるとﾊﾟｯ！と表示されるステータス画面！）
>『アイテム』のところにある『海の魔法薬・改善』を使うと変身して足になるよ〜
え、でも海の魔法薬って人魚姫の童話だと、飲んだら声出せなくなるんじゃ…？！

>>『アイテム』のところにある『海の魔法薬・改善』を使うと変身して足になるよ〜
>え、でも海の魔法薬って人魚姫の童話だと、飲んだら声出せなくなるんじゃ…？！
だからこその『改善』なんだよー？くふふっ（たゆんっ♥）
それを使ってもしゃべれなくなったりはしませーんっ！
水中フィールドで使うと機動力が上がるから試してみてねー？

><むーっ！失礼だにゃー！
><これはあくまでこのPCのすっごいスペックを利用した超リアルなVRだもーん…じゃなくて！
このくぎゅうううな声は……灯花ちゃん！
>ｵﾎﾝ…ようこそ冒険者たち！わたくしは星の大賢者だよー？(天から降りてくる超・長身美女のNPC？だ)
……かな！？

あくまでこのおかしなPCでしかできん以上はカミケでも売れぬ！
あくまでもテスターとして厳しく行くぞよ！

><むーっ！失礼だにゃー！
><これはあくまでこのPCのすっごいスペックを利用した超リアルなVRだもーん…じゃなくて！
アッコラー！やっぱウチのPC頼りのクソゲーじゃないか！
ザッケンナコラー！！！

灯花だねあんた！そんなまるでおりりんみたいなナイスバディになったところで
元からのおガキ様感がにじみ出してるわよ！

(なゆたんじみた体型の大人灯花ちゃん…のような姿だ！2mはくだらない！)

大分盛ってるよね〜？

>あくまでこのおかしなPCでしかできん以上はカミケでも売れぬ！
そ〜だそ〜だ〜っ！邪悪な元マギウスの余計な改良のせいで売れないゲームになっちゃったよ〜！（Boo🐍）
>あくまでもテスターとして厳しく行くぞよ！
でもおじさん、プレイする気満々なんだ〜……テヘッ、そ〜こなくちゃ！

この世界のそーぞーしんに対して失礼な人たちだにゃー…？

>大分盛ってるよね〜？
うるさいにゃー！わたくし将来このくらいになる予定だもーん！（たゆゆんっ♥）
おじさまもその闇の鎧と闇の剣…くふふっ（ぷーっ♪）
とっても似合ってるにゃー…ぷふーっ♪

と…とにかく！(むんっ)
賢者からの試練をあなた達に授けちゃうよー！
とは言っても、このゲームはあくまで売り物にしないネギソフトの技術きょーいくのための習作だし…
今回はあのダンジョンの奥にいる堕天女をやっつけてくれるだけでいいよー

>おじさまもその闇の鎧と闇の剣…くふふっ（ぷーっ♪）
>とっても似合ってるにゃー…ぷふーっ♪
えっ？（下を見る「」）……あっ！黒い！
首から下の装備が…黒い！！

>今回はあのダンジョンの奥にいる堕天女をやっつけてくれるだけでいいよー
「「「だてんにょ〜？！」」」

ﾌﾞｲｰｰﾝ…（フィールド上に生成されるダンジョンの入り口）
（＜おためしダンジョン＞とショドーされた看板が掲げられている）

>えっ？（下を見る「」）……あっ！黒い！
>首から下の装備が…黒い！！
へぇ〜……杏子やキリカとかが見たらぜったい弄られるやつだろうけどさ
わりと似合ってるんじゃない？「」っしー

>へぇ〜……杏子やキリカとかが見たらぜったい弄られるやつだろうけどさ
>わりと似合ってるんじゃない？「」っしー
見た目だけなら装備に着られてるって感じがするけど…これはゲームだよおじさん！
見た目はともかくここではパラメータが全て！一緒にダンジョン攻略しちゃお〜！！

(くふふっ、アリナが語ってたキオクの扉とその中の世界に適応するためのキオク変身…)
(これをデジタルで再現できるのなら…)
くふふ、やられちゃっても大丈夫だから安心してゲームオーバーしてよね〜？

幾つか候補が上がる打天女の顔…なんか角っぽいかんじの髪をしているのが真っ先に思い浮かぶ…

（闇の装備姿の成人男性をまじまじと見つめる人魚の剣士と鬼の闘士）
（じーっと見ている…二人して大きく頷いている…！）